書留とは?
書留には3つの大きな特徴があります。
●手渡しで渡される
●実損額が補償される
ここからは上記3つの特徴を細かく解説します。
1つ目は書留の場合は追跡可能になるということです。郵便物の行方を追跡できる番号を郵便物に割り振られ、その郵便物の郵便局での受付から配達までの過程の記録、「書留を出した郵便局」「出した時間」「書留が到着した郵便局」「書留が配達された時間」「経由した郵便局」が残ります。
追跡番号は郵便局の窓口で渡されるお客様控えに記載されており、日本郵政のホームページでも追跡することが可能です。控えは到着が確認できるまで必ず大切に保管してください。
2つ目は必ず手渡しで渡されるということです。はがきや普通郵便のようにポストに投函はされず、受け渡しを配達員さんから直接手渡しになります。
3つ目は万が一郵便物が届かなかったり破損した場合、実損額が補償されます。補償額は1万円~500万円の範囲で書留の種類により異なります。
ただし、送る物よりも高額な補償をつけることはできません。
書留で送ることができる物
●定形郵便・定形外郵便物・郵便書簡(第一種郵便物)
●はがき(第二種郵便物)
●雑誌などの定期刊行物(第三種郵便物)
●学術刊行物(第四種郵便物)
●ゆうメール
●心身障がい者用ゆうメール
書留で送ることができるものは上記のように、書類や書籍など、比較的小さいサイズの物で、大きくとも雑誌サイズ程度となります。
大きい荷物のような物を送る場合はゆうパックなど宅配便を利用することをおすすめします。
書留の種類と料金
ひとくちに書留と言ってもいくつか種類があります。その種類と費用を紹介します。
一般書留
一般書留は、現金以外の物を送るときに使われます。
料金は通常郵便料金+435円(ゆうメールは+375円)で、補償額は10万円までとなります。補償額を増額したい場合は5万円ごとに21円追加され、最大500万円まで補償されます。
補償額を高く指定できるので、高額な品物や小切手などを送るときに使われるのが一般的です。
簡易書留
簡易書留は一般書留に比べて、通常の郵便料金+320円と料金が割安です。また、万一の場合の賠償額は、原則として5万円までの実損額となります。
簡易書留では「書留を出した郵便局」「書留の配達完了」のみが記録されます。
現金書留
書留というと現金書留を使って現金を送った事のある方は多いのではないでしょうか。
その名の通り、現金書留は現金を送るとき専用の書留です。現金は現金書留以外で送ることは認められていません。
現金書留は専用の封筒で送ります。
料金は通常の郵便料金+435円で、専用の現金書留用の封筒は、郵便局の窓口で1枚21円で販売されています。
現金より少し大きめで祝儀袋や香典袋も入れることが可能です。さらに、封筒には現金以外に手紙などを一緒に入れて送ることも可能です。ただ祝儀袋が派手な作りで専用袋が破損しそう、入らないほどの枚数の手紙などは極力避けたほうが良いです。
重量によっては追加で郵便料金が加算される事もあるようです。
郵送できる現金の上限金額は特に決まりがなく、専用封筒に入ればOKということなので「専用封筒に入るだけ」ということになります。しかし、補償金額は50万円が上限となりますので、50万円以下に留めておいたほうが良いと思われます。
ちなみに封筒に入るだけとなると数えた事はありませんがおそらく100万円くらいはおさまりそうです。
また、紙幣だけでなく硬貨(小銭)も送ることもできます。
なお、海外通貨は現金書留の保証対象にはならないため、一般書留で中身の金額に応じた保証をかけて送るのが良いかと思われます。
追跡機能により「書留を出した郵便局」「出した時間」「書留が到着した郵便局」「書留が配達された時間」「経由した郵便局」が記録されるので「今、郵便物がどこにあるのか?」などがすぐに調べられます。
補償額は1万円までですが、増額したい場合は5,000円ごとに10円払えば最大50万円まで補償されます。つまり封筒に入るからといって51万円以上送ったとしても、最大50万円までしか補償されないので注意が必要です。高額になるときは、現金ではなく小切手にして一般書留で送ることをおすすめします。
現金書留 | +435円(基本料金に加算) (損害要償額1万円まで) さらに5,000円ごとに+10円(上限50万円) |
一般書留 | +435円(基本料金に加算) (損害要償額10万円まで) さらに5万円ごとに+21円(上限500万円) |
簡易書留 | +320円(基本料金に加算) (損害要償額5万円まで) |
書留の送り方
書留は郵便局の窓口で発送します。その際に通常の郵便料金と書留代金を支払い、書留の発送控えが出ますのでそれに記載の受付番号で追跡が可能になります。
現金書留の場合は専用の封筒(1枚21円)を購入して、その封筒に入れる必要があります。
1)封筒へ住所氏名を記入
封筒の表面には届先人と差出人の住所氏名の記載欄がありますので、それぞれ記入します。
2)封筒の金額記載欄を記入
お祝いの時などは記入しづらいものですが、ここに記載された金額を万が一現金が紛失した際などに保証するルールとなっています。(記載がない場合、最低保証の1万円のみが保証対象)
※金額は自己申告ですが、虚偽の金額を記載した場合は保証の対象外となります。
4)封筒に割印をしながら封をする
現金封筒の中に内封筒がついているので、指定の順番にとじ(封筒にとじ順が印刷されています)割印欄に割印をします。(印鑑がなければ手書きサインでもOK)
※割印は封筒が第3者により開封されていないことを意味しますので、一度閉じてしまうと開封・再封印ができにくい仕様になっているので、入れ忘れのないように注意してください。
書留とレターパックの違い
●専用封筒の有無
●受け渡し方法
書留を発送する場合、郵便局窓口での手続きが必要ですが、レターパックは専用の封筒を購入しその中に書類などを入れ、そのままポスト投函で発送が可能です。
書留の受け取り方法は原則玄関先での対面手渡しです。それに対し、レターパックは自宅郵便受けに投函されます。
ただし、レターパックプラスは簡易書留と同様、対面手渡しとなります。
書留とレターパックプラスは、不在時にポスト投函はされず不在連絡票が投函されます。
書留とレターパックの使い分け
書留とレターパックのメリットは書留は現金を送りことができる(現金書留のみ)、レターパックはポストから投函できる、ことだと思います。
現金はレターパックだけでなくヤマトや佐川などの宅急便でも送ることはできないので、現金を送る場合は必ず現金書留で送るようにしてください。
また、レターパックの専用封筒はA4サイズも入るくらい大きいので、小さい手紙サイズのものを送るには書留のほうが向いています。
レターパックの専用封筒はコンビニでも購入できるので、書類などを頻繁に発送する事がある場合は事前に購入しておけば郵便局窓口が終了したあとでも発送することができます。
筆者は観戦チケットやちょっとした雑貨を送るときにはレターパックを使うこともあります。送りたい物のサイズや内容で上手に使い分けてみてください。
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